お前の名前はトム・チット・トット

はあ、ふう。やっと週も半ばになりました。
すでに息切れ状態の ぼんです。

連休嬉しいけど、月末食い込んでるからその分ごっつ忙しいよ。
でも休みのお楽しみが待ってるぜいっって事で頑張るぜ♪
出勤は暦通りなんで間の2日間出勤が憎い。憎そい。

絵本の話の続きをします。

好きな絵本は色々あるけれど、昔読んだ中で一番印象深いもの。

【トムチットトット】
知ってますか?絵もお話もなんだか不気味。絵がね~・・
なんともシュールです(笑)でも好きなんだあ。外国のお話です。

ある日、母親が夕飯のために焼いたパイ5つを冷ましておいたら
娘がそれを全部食べてしまった。
呆れた母親は糸車を外に出して糸を紡ぎながら
「うちの娘っこ 今日パイ5つ食った、今日5つ食った」と歌う。
そこへ通りかかった王様がもう一度歌うように言うと、
歌の内容を恥ずかしく思った母親が
「うちの娘っこ 今日糸5かせ紡いだ 今日5かせ紡いだ」と変えて歌う。
それを聞いた王様は素晴らしく働き者の娘と思い、お后に迎える。
ただし、11ヶ月後には毎日5かせの糸を1ヶ月間紡がないと
首を切る、という条件で。

それから11ヶ月は娘は好きなものを食べ、好きにパーティーを開き
勝手気ままな生活をさせてもらう。
しかし1年の最後の1ヶ月間、毎日糸を5かせ紡がないと首をはねると
いう約束通り、王様はお后を部屋へ監禁する。

糸など紡いだことのないお后は死ぬ運命なのだと泣いていると
どこからともなく小鬼が現れて、代わりに糸を紡いでやる、と持ちかける。
そしてこの1ヶ月の間、1日3回のチャンスのうちに
自分の名前を当てないとお前を連れていく、と交換条件を出す。
名前くらいすぐに当てられる、と思ったお后は簡単に約束をする。

毎朝、材料を取りに来て、毎晩糸を5かせ紡いで持ってくる小鬼。
そして3回名前を言うが当たらない。
そんな毎日があっという間に過ぎて。
とうとう明日は最後の1日となった晩。
王様が「明日で最後だから」と一緒に食事をとろうと言って部屋へやってきた。
お后の首をはねずに済みそうだ、と上機嫌の王様をよそにお后は不安でいっぱい。
そこで王様が猟に出掛けた時に見た不思議な光景の話をする。
森の奥で変な音がするので見てみると1匹の小鬼が糸車を廻しながら
「ニミ・ニミ・ノット♪おれの名前はトム・チット・トット♪」と歌っていたという。
それを聞いたお后は小躍りしたい気持ちを抑えて次の朝小鬼を迎える。

小鬼はずいぶんと意地悪な顔つきで材料を受け取り、夜にはまた
糸を5かせ持ってやってきた。
お后はわざと2回違う名前を言う。
小鬼はじりじりと「あと1回だぞ」とお后に近寄ってくる。
そこでお后は「ニミ・ニミ・ノット お前の名前はトム・チット・トット!!!」
大声で言うと小鬼はものすごい叫び声をあげながら夜の闇へと消えていった。


・・・こんなお話です。
話自体がちょっと不気味だし、挿絵もすごく恐い。
特に最初現れた時の小鬼と最後のシーンの小鬼とは別人のような
顔つきで、それがリアルに恐い。
それにしても母親の見栄でとんだ事になった娘だけれど、
最初に1年の最後には糸紡ぎをしてもらうと聞いてたのに
「なんとかなるわ」とか思ってお后になって、のらりくらりと
最終的には何の痛手も負ってない、というのが納得できませんが(笑)
小鬼はただ働きさせられただけで何の対価も得てないし、
王様はだまされたまんまだし・・これでいいのか?この絵本(笑)

もうすぐ自分の思うまま・・という気持ちが抑えられなかったのか、
名前を歌いながら糸を紡ぐテンションの高い小鬼がほんとおマヌケさんで
憎めない気がします・・・詰めが甘いよ、小鬼。

この後にもう一つ、【ちっこいちっこい】という話が入ってて。
ちっこいちっこい女の人が散歩してたら墓場で骨を見つけて
それを夕飯のスープにしようと持って帰って。
散歩で疲れたから昼寝しようと、その骨を戸棚にしまっておいたら
どこからか「おれの骨を返せ」と小さな声が聞こえてきて。
それがだんだん大きくなってきて。
とうとう恐くなって、我慢出来なくなった女の人は
「持っていけ!!」と大声を出す・・。
と、いうところで終わるのです(笑)
その次のページには骨を持った骸骨が道を走ってる挿絵だけ。


・・・ってゆうか墓場で拾った骨でスープという発想がすでに
よくわかりませんが(笑)
恐いと面白いは紙一重なんだろうか。
とにもかくにもこれがぼんの一番気に入ってる絵本だったりします(笑)

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こいつはこないだの写真のとはまた別人。
ちょっと小さめ。実は10cm位の間隔で2匹とも顔を出してた(笑)
気付いて、ツーショット撮ろうとしたら1匹に逃げられてしまった。
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by eeny_meeny-bon | 2007-04-25 22:02 | 本・漫画