変わっていってしまう事といつまでも変わらない事。

ども、胃腸虚弱児ぼんです。
久しぶりに夜中に冷たい汗をかきました☆
布団の上で丸まって時間が経つのをひたすら待つ・・。
そろそろ胃に穴が空いてもいい頃なんだけど
胃壁が厚いのでしょうか、まだ大丈夫です(笑)

今日こそちょっと外出しようと思ったのに結局近所だけ。
でも前に録画してあった映画を観る事ができました。

”好きだ、”
という映画・・・について書こうと思います。
ので、これからDVDとか見る予定のある人は読まないで下さいね☆
遠慮皆無にネタバレです(笑)



同級生で元野球部、現音楽に夢中のヨースケが気になるユウ。
ユウには、ずっと想い続けてた大切な人を半年前に
事故で亡くした姉がいる。
その姉を気遣うヨースケを見てユウは彼が自分の姉を好きなのだと思う。
なんとなく寄り添うように見えて離れてたりする二人の心。
お互い気になってる事を言えないまま、哀しい出来事が起こり
逢わなくなって17年が過ぎて。
34歳になった二人は偶然再会する。

そんなストーリーです。

全編通して、時の流れを表したり、場面転換、間、などに空が映されてる。
それがすごく効果になっててまるでそのシーンの空気や人の気持ちなどが
表現されてる感じ。
17歳の二人のシーンはずっと広い空が広がってるんだけど、
34歳になって東京で再会してからは窓枠にしきられた空とかで。

あと、ヨースケがいつもギターを土手で弾いてるんだけど、
その作曲している曲がなかなか先に進まず、なんともたどたどしい。
でもその曲のメロディが物語の雰囲気に合ってて、すごく象徴的になってる。
映画を見終わった後に自分も口ずさんでみたり。
そのメロディがストーリーの核になってるってゆうか。
それが大人になったヨースケとユウを引き合わせた、みたいな。

すごく切ない感じがずっとあって、最後どうなるんだろうって心配したり。

ユウはヨースケがお姉ちゃんを好きなんだ、と思い、また、ヨースケと逢うと
なんとなく明るくなる姉を見て二人を逢わせようとしたり。
でも自分のヨースケを好きな気持ちも抑えきれず。

土手のシーンで、ヨースケとユウが同級生の友達らしく二人でふざけるところが
あって。傾斜してる土手でユウの正面の低い側の位置に立つヨースケ。
それでちょうど二人が同じくらいの背の高さになる位置。
もしユウが一歩踏み出せば・・・と思ってドキドキするぼん(笑)
でもその時はまた笑ったりしてふざけて「背、同じくらいだね」。
またちょっとしてからヨースケが同じように立った時にユウがとうとう一歩踏み出して
触れたか触れてないか位のキスをする。
黙って立ち去るヨースケ。傷ついてその場で泣くユウ。
このシーンが本当に胸キュン的(笑)でした。
きっとすごく逡巡したんだろうな、ユウは。でもとうとう思い切って踏み出す。
観てる側もヨースケはお姉さんを好きなんだ、と思ってしまうんだけど
その位置に2回立ったというのは実は・・という伏線だったのかなあ。

この、高校時代のユウが宮崎あおいさん。ヨースケは瑛太さん。
大人になってからのユウが永作博美さん。ヨースケが西島秀俊さん。
すごいメンバーです。
永作さんはいつまで経っても可愛い大人なんで好きです。
西島さんについてはもおここで語る必要ないって感じに大好きですが(笑)

この映画は退屈な人には退屈かもって位に高校時代のシーンは時間がゆっくり
過ぎます。特に大きな変化もなく。でもそれが後にすごく効いてくる。

あの緑の土手を、青空をバックに二人で歩く、風を感じるようなシーンと
大人になってからのちょっとモノクロ的な都会のシーン。
その対比がとても効果的。
なんとなく日々に流されているヨースケがユウと再会してから
なんの変哲もなかった風景に色が足されていくような感じになる。
だんだん空の色が違って見える。風が薫る。気持ちが晴れやかになる。
まるであの頃に戻ったように。

ヨースケが道端で泥酔している若い女の子を介抱してあげるシーンで。
二人でだんだん色々な話になって、ふとヨースケが彼女に聞く。
「なにもかも全てが上手くいかない時はどうする?」
見知らぬ彼女にそんな質問をしたのは全く自分と接点のない違う人種のような
彼女から何か得られるかもしれない、みたいな希望があったのかも。
「目を閉じて。一番好きだった頃の自分を思い出す」

・・・俺には一番好きだった頃の自分が、ない

ユウと再会して一晩中飲んでる時にまた同じ質問をする。
「笑う・・・・うん、笑う。」
ここでぼんはぐっと持ってかれました。上手くいかない時は笑う。
そうか、笑うしかないか。みたいな。それは結構ぼんも同じ答えかも(笑)

今、そんな気分な自分を、例えばただ笑って受け入れてくれるような
でもどこか懐かしい、そんな答え~ユウをヨースケは求めていたのかもしれない。
そしてユウはいつものあの土手で何気なく隣に座る。いつでもそこにいた。今も。

恋を意識している時のあのドキドキ感。
ぴんと張った糸のような空気、何かの拍子にそれが切れて、
止められない衝動に変わる瞬間。
そういう刹那な雰囲気をところどころに感じさせる映画でした。
心臓の音まで聞こえてきそうな。

「好きだ、」の「、」は「。」だと潔すぎて。「、」にとても言葉で言い表せない
気持ちが込められてるような気がします。
そしてその「、」の後にまた始まる何かがあるのですね。きっと。
http://www.su-ki-da.jp/

それにしても偶然にも土手を歩く、という共通点のある映画を
こんな短期間に2本も観てしまい。
すぐに影響されるぼんは無性に土手を歩きたくなりました(笑)
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by eeny_meeny-bon | 2007-04-02 00:15 | ドラマ・映画・演劇